電気自動車(初代LEAF後期型:ZAA-AZE0)を買いました

軽自動車の車検をきっかけに電気自動車に乗り換えました。我が家は自宅に電気自動車用のプラグがついています。電気自動車を購入する際に一番ネックになるのは給電装置で、これが解消されているのは大きかった。買ったもの自慢と買うまでの検討事項をまとめます。

買った車

初代LEAFの後期型ZAA-AZE0のエアロスタイル仕様車Xグレードです。バッテリー容量は30Kwhでマン充電であれば約200km走行可能です。写真は早朝の金印公園で撮ったもの。

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エアロスタイル仕様車はフロント、サイド、リアバンパーがベースモデルとちょっと異なっています。フロントはフォグランプを廃して4連LEDがついてます。この車は内装がホワイトレザーになっているので、乗車時にシートと服が擦れる感じがなくてとても良い。

【トピック】高橋敏也のオーテック「リーフ エアロスタイル」で5日間無充電通勤チャレンジ - Car Watch

購入前にこの記事をみてホワイトレザー良さそうだと思ってましたが、実際たいへん良いです。AUTECHがモーター周りもカスタマイズしているとのことですが、ベースモデルに乗ったことがないのでそこはよくわかりません。買ってよかったと思う車であるのは確かです(加速めっちゃ良いし)。

購入までの悩みどころをつらつら書いていくので、電気自動車買うことを考えている人のヒントになれば幸いです。

電気自動車購入に関するポイント

電気自動車の購入について気にするところって大体以下の6つです。

  • 給電する場所
  • 燃費(電費/走行可能距離)
  • 乗車定員
  • 維持管理費(税金/保険料/車検/部品代)
  • 価格

人によってどこに重点を置くか変わりますが、我が家は以下の順に重点を定めて購入検討しています。

  1. 乗車定員
  2. 燃費
  3. 維持管理費
  4. 価格
  5. 給電する場所

乗車定員は5人欲しいというのがマスト要件。あとは維持管理費をできるだけ安く、価格を抑えていきたいという意向があり、燃費については嫁の実家に帰れるレベルであれば良い(博多⇔小倉間:往復150km程度)。その結果選ばれたのはLEAFです。

今は子どもが一人ですが、チャイルドシートがでかくてリアシートに余裕がほしい。もしかしたら子ども増えるかもしれない。なにか合った場合は家族以外に誰かが乗る可能性もある。と考えると定員5名が必須要件になりました。

今販売している電気自動車と乗車定員をまとめると

名称 乗車定員 価格 備考
LEAF新型 5名 320万-400万(中古:380万-400万) 思いの外デカい
LEAF旧型 5名 90万-200万 バッテリー容量で価格に差がでる
BMW i3 4名 480万-(中古:250万-320万) インテリアの未来感が良い
Prius PHV 4名 330万-380万 電気で70kmほど走る
VW e-Golf 5名 500万-540万 中古車がほとんど無い
Tesla model S 5名 1500万 買えない

LEAFBMW i3かVW e-Golf(かPrius PHV)から選ぶ感じになりますが、5名乗れるのはLEAFかe-Golfだけ。e-Golfは外見Golfで中身をモーターにしたという感じのハリボテEVなので比較的嫌いな車です。

んで俺はBMW i3本当に好きなんですよ。コンパクトかつ気持ち良い操作性でインパネには未来を感じます。でも残念ながら4人乗りなんですよね。リアシートの真ん中にはドリンクホルダーがついていて「乗るな」という強い意思を感じます。

ちなみに俺のBMW i3が良いという意思はこういうアイテムの存在までたどり着きました。

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Multimac 1000 in the new BMW i3 #BMW... - Multimac Child Seat | Facebook

まあ嫁に却下されますよね。

新型LEAFは400km走ると言ってますが、この辺の数値は7掛け程度で見るのが良いです。新型LEAFの走行可能距離は約280km、旧型は約200km。この80kmの差に120万突っ込めるかという話ですが、キロ単価1.5万は出せねえです。

旧式LEAFの24kwh版という手もありましたが、これは走行可能距離がおそらく150km程度で帰省が厳しい。なので30kwhに落ち着きました。

他の検討材料

残っている検討材料は電気自動車のいい部分と連動しています。まず維持管理費ですが、軽自動車と比較して税金は高いものの1000ccクラスの価格で抑えられています。乗るとわかるんですが、電気自動車のトルクは1500-2000ccの車と同等(感覚値)です。ちょっとお得感があります。

ガソリン車を車検にかけた場合、ベルト、オイル、その他のパーツ交換費がかかることが多々ありますが、電気自動車はこういったパーツが無いので基本検査で済みます。減速時に充電するという機構のためブレーキを使う機会が少なく、ブレーキパッドが減りにくいというのも大きいですね。

車検時は基本検査費+税金+書類代くらいになる見込みです。 保険はちょっと高くなったけどこれは避けようが無い…。

充電について

自宅にプラグがありますが実はあまり使っていません。というのもイオンモールにいけば無料の充電設備があるからです。

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急速充電は有料ですが、普通充電は現状無料。買い物ついでに充電すると走行可能距離は20-40kmほど伸びます。日々の生活圏を移動するのであれば全然問題ありません。

週末に遠出する場合は自宅で充電しますが、夜間電力で充電するので大体300円程度で満充電になります。200Vプラグで大体8時間あれば充電できます。300円で200km走るっての結構良くないですか。

駐車場に無料充電設備があることも多いのでそこまで苦労することは無いです。山口・佐賀・熊本あたりまで足を伸ばすとなるとちょっと心配かもしれません。

日産は月額2,000円のZESP2というサービスをやっていて、これに加入すると様々な場所の充電器を使うことができます。我が家はこれには加入せず、エネゲートのエコQ電カードを買いました。このカードは加入費2,000円で月額会費なし。エネゲートの充電器であれば都度支払いで充電できるというものです。遠出の際にはこれを使って充電する予定です(大体の三菱自動車ディーラーに設置してあります)

電気自動車のいいところ

ここから電気自動車を自慢していきます。まずモーター発進は圧倒的に早いです。ガソリン車はかなり無理しないと張り合えません。踏んだ直後2秒程度で60km/hまでいけます。これなにが良いかというと

  • 信号待ちで先頭にいれば車線変更が超楽(他がついてこれないので)
  • 高速道路の侵入や割り込みが楽。スッと加速してさっと入るがやりやすい。

踏めば踏んだ力の分加速するというのは操作性に大きく寄与します。ガソリン車だと踏んでギアが上がって徐々に加速するという感じなので踏む力→スピードにラグがありますが、これが無いだけでストレスが段違いです。

また、加速が気楽なので気楽に停車できます。ガソリン車のときには停車するとそこからスピード乗せるまでにまた苦労するからなあ、と一時停止無視したい気持ちになることもありましたが、電気自動車ではそんな気持ちにはなりません。停車する際に回生エネルギーで充電するので上手く停車するのが電費を上げるコツです。

まとめ

県内で移動することが主なご家庭はLEAF旧式おすすめです。電気自動車は新車で買うと補助金の都合上値引きがかけられないという噂を聞いたこともありますので、中古車で買うほうが良いかもしれません。気持ち値引きがかかります。

そんな我が家のLEAFですが最近パンクしてレッカーのお世話になりました。道路にスパナ置いた方からのご連絡お待ちしてます(ZESP2未加入で浮いた金、パンク修理で全部もってかれたんやぞ…許しがたい)

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QGIS 3.x系にGoogle Mapsや地理院地図等の背景地図を追加する

QGIS2.x系ではOpenLayerプラグインを使って背景図の呼び出しをしていましたが、3.x系からはタイルを呼び出す形式になりました。以前より多少ハードルが高くなった感があるのでまとめておこうと思います。環境はQGIS 3.4 Madeira、OSはWindows 10 Home 64bitを使ってますが、Macでもだいたい同じです。

QGISの画面構成&触る箇所

使うのは左上のブラウザウィンドウ。背景図だけでなく様々なGISデータを呼び出すときに使います。ArcGIS Desktopで言うところのカタログウィンドウです。

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ここのXYZ Tilesに設定を書き込んでいきます。

Google Mapsのタイルを呼び出す

XYZ Tilesを右クリックして『新しい接続』を選択します。

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名前は任意に設定可能です。Google Mapsを呼び出す場合、「Google Maps(ハイブリッド衛星画像)」という感じで書いておくといいでしょう。URLは以下のものを指定します。

http://mt0.google.com/vt/lyrs=y&hl=en&x={x}&y={y}&z={z}&s=Ga

OKを押して設定するとXYZ tilesにGoogle Maps(ハイブリッド衛星画像)が追加されます。左クリックで掴んでドラッグ・アンド・ドロップで地図画面に持っていくと背景図が表示されます。

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同じ感じで設定を追加していくとGoogleのタイルを追加する事ができます。

Google Maps(道路地図)

http://mt0.google.com/vt/lyrs=m&hl=en&x={x}&y={y}&z={z}&s=Ga

Google Maps(衛星画像)

http://mt0.google.com/vt/lyrs=s&hl=en&x={x}&y={y}&z={z}&s=Ga

Google Maps(テレイン)

http://mt0.google.com/vt/lyrs=t&hl=en&x={x}&y={y}&z={z}&s=Ga

道路地図、衛星画像、ハイブリッド衛星画像あたりはよく使います。

OpenStreetMapのタイルを呼び出す

やり方は同じで、名前とURLを入力していきます。

OSM Standard

http://tile.openstreetmap.org/%7Bz%7D/%7Bx%7D/%7By%7D.png

OSM H.O.T.

http://tile.openstreetmap.org/%7Bz%7D/%7Bx%7D/%7By%7D.png

OSMap Monochrome

http://tiles.wmflabs.org/bw-mapnik/%7Bz%7D/%7Bx%7D/%7By%7D.png

OSM呼び出したときのイメージ。

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他の地図を呼び出す場合

URLの一覧はないですが、以下のスクリプトを読んでみると様々なタイルの配信URLが確認できます。

https://raw.githubusercontent.com/klakar/QGIS_resources/master/collections/Geosupportsystem/python/qgis_basemaps.py

こういうものを使う際には使用許諾に注意してください。上記リンク先にあるURLの中にはQGISで使うことを認めてないものもあります(Esri系はダメ)。安心して使えるのはOSM地理院タイルです。

地理院地図|地理院タイル一覧

オープン系地図は気軽に使えるのが良いですね。印刷レイアウトを使うと簡単な地図をさくっと作ることができます。

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それでは良い地図ライフを!

名護市役所を見てきた

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PythonとTwitter APIを使ってフォロー・フォロワーのアイコンを収集する

特定アカウントのフォロー・フォロワーのアイコンを一括で集めたくなったのでなんとかしました。

使うもの

環境はAnacondaを使ってます。標準環境では tweepy 入ってないので pip install tweepy でインストール。 あとTwitter API Keyが必要です。これは色んな方が記事にしているのでそちらを参考にしてください。

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GPSロガーを使った位置管理が昔からある手法、現在ではGoogleのロケーション履歴を使う方法もあります。普通の方はロケーション履歴で十分ですが、自力で緯度経度取得したいという奇特な人は iPhone + Python + pyicloud 使うと良いでしょう。

GIS屋はたいてい奇特な側です。

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