塩ビ管を使った水耕栽培をはじめました

塩ビ管で自宅水耕栽培をはじめました。こういうやつです。

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現在実証実験中。太陽光パネルを使ってポンプを回し、できるだけ環境負荷が少ない運用を心がけています。この記事は本水耕栽培キットの構築メモです。

中国からパーツを取り寄せる

今回の水耕栽培キットは9割方中国から取り寄せています。AliExpressには水耕栽培のためのいろんな素材が転がっています。メインの塩ビ管は以下のものを購入しました。

ja.aliexpress.com

中国産で約8,000円。アメリカ価格だと半額程度なんですが日本に送れないという…。

またソーラーパネルですが、これは庭の池に噴水を設置するための奴を流用しています。

ja.aliexpress.com

これの5Wを購入約3,500円。

これらの製品はハイドロポニックスやソーラーポンプで検索すると似たようなものがたくさん出てくるので必要なものを購入しましょう。あと水をためておくケースですが、一般的なホームセンターに行けば売っていると思います。100円ショップのケースでも良いと思うんですが、紫外線による劣化が怖いので700円くらいのプラスチックコンテナを使ってます。

組み立てる

説明書は100%中国語ですがミニ四駆組める力があれば大丈夫です。悩むところはほぼありません。 f:id:kazutaka83:20190908202754p:plain

排水管部分に水を汲み上げるポンプ用のビニル管がついていて、ビニル管から水を吸い上げ、塩ビ管から吐き出す仕組みになっています。自作も可能ですが塩ビ管に等間隔の丸円を開ける工数とコスト、とりあえずの実験であることを考えて輸入しました。

種から苗へ

note.mu

水耕栽培の先輩(むらさき)に相談して一番初めに育てる野菜を決めました。チマサンチュレタスが良さそうとのことだったのでホームセンターへGO。種を200円~300円くらいで購入し、ガーゼに種を蒔いて発芽させます。

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発芽したら培地になるスポンジのブロックに植え替えます。このスポンジブロックは塩ビ管買うと付いてきます。

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しばらくすると双葉が出てきます。ここまで育つのに約1週間くらい。

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今回は上の方に伸び始めた段階で塩ビ管に移し替えました(下写真)。もう少し育てからでも良いかもしれません。

塩ビ管セットにはプラスチックのカップも付いています。これにスポンジブロックを入れて各穴に押し込んでいきます。

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後は太陽光パネルが水を回してくれるので放置します。昼間はポンプが回り、夜は止まるので騒音で苦情が上がることもないかと。

知見と課題

  • 購入した噴水用のポンプは雨風にも強く、北部九州の大雨後も安定して動いています。ただし曇りになると水をあげるほどの出力を稼げないため、水の循環が悪くなります。

  • 雨が降るとレタスの葉っぱが水滴に負けてパイプ内に潜り込むことがあります。雨後は葉っぱの様子を一通り確認する必要があります。

  • 擁壁周辺の地面は水平を取る必要がないので、単純に設置するだけではパイプ内の水に偏りがでます。これを放置しておくと当然ですが即枯れます。

  • レタス、トマトは暑すぎると根腐れします。育成から約半月経ちましたが、一部根腐れの兆候(黄化)が見られます。

こういうのはやってみないと分からないことが多いです。来月くらいに第一段階の実験が終わると思うので、その時にまとめ記事を書こうかと思います。


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