緊急事態宣言から一か月を経て
緊急事態宣言から約一月が経ち、世の中の自粛ムードも若干緩くなってきたように思います。あまり経験することの無い状況下にいるので、この一月のことを記しておこうかと。
緊急事態宣言発令前(4月3日-6日)
福岡市は2020年4月7日に緊急事態宣言の対象地区となりました。とはいえ何となく緊急事態宣言が出ることは予想されていて、前々日あたりから人出が大幅に減っていました。
私はというと3月中頃からの自粛モードに限界を感じ、4月3日はうきは市にドライブへ。アメリカ在住の日本人の方が、「このままだと2週間後の日本はNYになる!」と言う動画を上げ、比較的広がっていたときでした。
タレントの志村けんさんが亡くなったことで世の中の楽観的な雰囲気が一掃されたのはこの時期です。 「志村けんさんは命を賭して我々にメッセージを届けてくれた」的なことを言ってた人がいましたが、こういう状況下で亡き人の死を利用するのは最悪なので止めて欲しいです。
3月末にオープンした福岡市東区アイランドシティの商業施設の様子。スーパーにはそこそこ人が入っているものの、その他施設は壊滅状態。飲食店は17時までの営業だったと思います。まだ営業自粛という話も薄く、各テナントは時間を短くしながらも営業継続中。
緊急事態宣言(4月7日)
桜が残る4月頭に緊急事態宣言が発令。ここから商業施設の営業自粛が加速していきます。ただ、4月7日当日に営業自粛を初めたのはスターバックスくらいで、その他店舗は様子見な感じでした。
緊急事態宣言から一日後(4月8日)
当のスターバックスも一部店舗は営業を継続していて、スターバックス難民が開いてる店舗に集中。席数を減らしていたとはいえ、多くの人がスタバリモートワークに勤しんでました。
キャナルシティの店舗は営業自粛。
三井ホテルの店舗は営業中。この頃は全部止めるというよりも縮退運転してた感じ。
各店舗はお持ち帰りの施策を進めており、弐ノ弐では持ち帰り餃子半額キャンペーンを始めました(行列ができてしまうので翌々日からキャンペーン中止)
緊急事態宣言直後の週末(4月11日-12日)
家電量販店、ゲーム屋からゲーム機本体が消滅。新品中古関係なし。
商業施設全般が営業自粛。メガネのJINSが閉まっているのを初めて見ました。
トリアス久山のフードコートは8割の店が営業自粛(例外はマクドナルドとサーティワンアイスクリーム)
そして誰も居ないフードコートが爆誕。
直営以外のドコモショップが営業自粛開始。契約解除の為にトリアス久山に行ったので無駄足に。
緊急事態宣言後のウイークデイ(4月13日)
リモートワークの流れが加速。お持ち帰りメニューが拡充。
飲食店に回せなくなった食材が一般市場に流れ込み始めました。カツオのたたきのクオリティが上がったとの噂があったので即行動。
町中では飲食店だけでなく、娯楽施設も営業自粛を開始。
九州一の歓楽街中洲から人気が消えました。この頃、南新地方面はまだ営業を続けています。
緊急事態宣言から約一週間(4月18日-)
イオンモールが営業自粛。商業施設で子供の遊ばせることが出来ないので、散歩をすることが増えました。
同じ悩みを抱える人が公園に集まってましたが、密集とは言えない程度の込具合。公共公園が多いとこういう場面で分散されるのでありがたい。
人が集まりやすい公園にはソーシャルディスタンスを謳う掲示がちらほら。
緊急事態宣言から約一週間(4月24日-)
自粛ムードが福岡市内全域に行き届き、南新地含めて中洲の火が消えました。
博多駅も人が少ない。
ヨドバシカメラは販売コーナーを絞り営業中。
ゴールデンウィーク開始(4月30日-)
博多駅から人気が消えました。駅構内のディスプレイには外出自粛のお願いが掲載され、福岡市長、北九州市長、久留米市長の動画メッセージが流れましたが、聴衆が全然いなくてディストピア感が溢れてます。
ゴールデンウィーク中、福岡市では公園の駐車場を閉鎖。近隣自治体では「STAT HOME」の掲示を増やし、外出自粛を促していました。
公園の駐車場を閉鎖したものの、路上駐車して公園に入るご家族が多発。警察が注意に回るという事態が発生。
ゴールデンウィーク後(5月7日-)
緊急事態宣言直後より若干人出が増えたものの、町中はかなり人が少ない状況です。中洲川端商店街や博多駅周辺にはちょっとイキった若者が集まってます。
外祝自粛のお願いに加え、差別・偏見に対する注意喚起が出るようになりました。
所感
福岡市は自粛要請が上手く作用し、COVID-19の患者数を抑えることが出来ているように思います。福岡市は海・河・山が近いので、自粛に疲れたらドライブして気分転換できるのがとても良い。この災禍で、地方在住のメリットが洗い出されるのではないでしょうか。